JAL京都集会 / 全労協新聞 2014年7月号 1面から


●JAL京都集会
ブラック裁判に
反撃の世論づくりを


六月十二日、京都市内で「JAL不当解雇撤回裁判高裁判決報告集会&日本航空の不当解雇撤回をめざす京都支援共闘会議第四回総会」が開かれた。

集会・総会ともJAL原告でもあるJAL闘争京都共闘・鈴木圭子事務局次長が司会・議長をつとめた。主催者を代表して世話人の吉岡徹・京都総評議長が挨拶し、「稲盛和夫所在のローカルセンターとしてさらに闘う」と決意表明。JAL不当解雇撤回国民共闘・大黒作治共同代表が連帯の挨拶をおくった。

続いて安原幸彦弁護士より「高裁不当判決を乗り越えて今後の闘いを」として五十分報告があり、東京地裁判決よりさらにひどくなった判決の内容を解説し、「最高裁闘争は狭き門だが開かない門ではない。可能性がゼロなら上告を勧めない。JAL会社にとって、“もどさないともたん”世論状況の構築を。政治(行政)による解決圧力を大きくし、ILOの怒りに火をつけ、あらゆる手段、ルートで自主解決の道の模索も」と、共闘組織の奮起を促した。

原告団からは、乗員原告の山口宏弥団長が「ブラック裁判だ」、客乗原告の内田妙子団長が「法廷だけで勝てないが、法廷でも勝ちたい」、西岡ひとみ、小森啓子、鈴木圭子事務局次長が「絶対に負けられない。必ず職場復帰を勝ち取る」と全員決意表明。

京都共闘・梶川憲事務局長の総会議案提案のあと、JAL闘争を支える京都の会・駒井高之事務局長から稲盛名誉会長自宅最寄駅頭宣伝や講演会前ビラまき、家庭地域ビラ配布、独自交流会などの報告がなされた。

「あの空へ帰ろう」の全員合唱のあと、国労京滋地区・多賀野修書記長の発声で、参加者九三人が勝利めざしガンバロウを行った。

(京都総評・稲村守)



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