全労協/ あの空に帰る闘いを/ 全労協新聞 2015年6月号

全労協/ あの空に帰る闘いを/ 全労協新聞 2015年6月号


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●JAL闘争京都支援共闘

あの空に帰る闘いを



四月二十二日、京都市内で「JAL不当解雇撤回最高裁決定報告集会」が開催された。

脇田滋・代表世話人龍谷大学教授)からあいさつ。「派遣法改悪など、労働者の相互の連帯をこわすものだ。JAL争議団は良く闘っているし、自らの解雇撤回のみならず、労働者の闘いを押し広げる闘いとしてすぐれている。」と。

JAL不当解雇撤回客乗原告団の内田妙子団長より、「最高裁を超えて、職場復帰をめざす」との報告を受けた。六月十八日には不当労働行為事件の行政訴訟東京高裁判決に勝利を確信していること、国際労働者組織からの強力な支援のこと、止まらない乗員流出で危機に陥っているJAL経営のこと、稲盛和夫名誉会長の「御巣鷹山がトラウマになっている。利益なくして安全なし」や、植木社長の「御巣鷹山は忘れようよ」発言など、安全運行確立を求める闘いは急務となっていることなどの報告がなされ、「憲法を守る闘いが目の前にある。あきらめない限り負けはない」と結んだ。

小森啓子、神瀬麻里子、西岡ひとみさんの三人の客乗原告より、「宣伝行動していると、こんなことしとったら(JALや政府は)あかんと支援の声が高まっている」ことなどの報告を含め、「解雇されなかったらこんなに闘う仲間が全国にいることを知らずに死んだ」との四年の闘いの確信に基づく、力強い決意表明を受けた。

(稲村守JAL闘争京都共闘事務局次長)