辺野古新基地建設阻止 / 全労協新聞 2014年2月号 3面から


全労協新聞 2014年2月号 面から




辺野古新基地建設阻止

政府は沖縄の
民意を尊重せよ



普天間基地即時撤去!辺野古新基地建設阻止!政府は沖縄の民意を尊重せよ! 沖縄の人々の声は「普天間基地の撤去、県内への新基地建設を許さない、オスプレイの配備撤回」だ。昨年一月には、県内四一市町村長と四一市町村議会議長が上京。各自が「署名・押印」した「建白書」を、まさに「オール沖縄の民意」として安倍首相に提出した。しかし、日本政府はこの「建白書」を一顧だにせず、八月に追加十二機のオスプレイの配備を強行した。

さらにその後も政府・自民党のなりふり構わない圧力が厳しくなっている。昨年十一月には、沖縄県選出の自民党の国会議員や自民党沖縄県連を「辺野古移設容認」に屈服させ、十二月末には、県知事からは「辺野古の海の埋め立て承認」を力ずくで引き出した。

しかし沖縄の闘いは粘り強く闘われている。那覇市議会を始めとする市町村議会は政府の圧力に抗する意見書を採択し、年末から年始にかけては仲井真知事への抗議行動が繰り広げられ、一月十九日投開票の名護市長選挙においては「海にも陸にも軍事基地を造らせない!」と公約している現職の稲嶺市長を、名護市民は再度当選させた。名護市民は辺野古の海に新基地を造ることを再度拒否したのだ。今後も全国の闘いと連帯しながら、新たな基地建設を阻止しよう!

(下地厚 全労協常任幹事)


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