全労協/ 国会包囲行動 2万2千人が新基地断念を訴える / 全労協新聞 2015年10月号

全労協/ 国会包囲行動 2万2千人が新基地断念を訴える / 全労協新聞 2015年10月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より

●沖縄の新基地建設断念を

●9・12国会包囲行動
2万2千人が新基地断念を訴える


九月十二日十四時から、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設断念を求め、「止めよう!辺野古埋め立て9・12国会包囲」行動が行われ、二万二千人の労働者・市民・学生で国会を完全包囲しました。

辺野古新基地建設に反対する国会包囲行動は一月二十五日の第一回約七千人、五月二十四日の第二回約一万五千人に続き三回目で、参加人数は初回と比べ三倍以上に増え過去最大となりました。

辺野古新基地をめぐる県と政府の集中協議が決裂し、翁長雄志知事が埋め立て承認取り消しにかじを切り、政府が埋め立てに向けた作業を再開する中、初めての大規模抗議行動になりました。同時に、「戦争法案」の国会審議の時間切れが迫る中で、来週にも強行採決が行われようとする緊迫した状況での包囲行動となりました。

国会正門前での集会では、沖縄から駆け付けた、ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表から「今朝、ボーリング作業に向けて準備作業が再開された。ウチナーンチュの辺野古に新しい基地を造らせないという思いをつぶそうとしても成功することはない。沖縄の未来は私たちが切り開く」と決意の挨拶がありました。島ぐるみ会議事務局長の玉城義和県議やルポライター鎌田慧さんからも辺野古新基地建設を断念させる声が上がりました。

労働団体からは、東京全労協の久保事務局長が登壇し、「昨日、労働者派遣法の改悪が強行採決されたことを糾弾し労働法制の改悪に断固反対していく。新基地建設は莫大な税金が使われ大浦湾の豊かな自然が破壊される。絶対に阻止し安倍政権を打倒しよう!」と決意表明がされました。