被ばく・除染労働者と
連帯交流の集い
新年早々一月五日、恒例となりつつある新春「被ばく労働者・除染労働者・市民の連帯交流の集い」が郡山労働福祉会館で開かれた。全国一般本部と福島の二労組、被ばく労働を考えるネットワークの主催で、争議を抱える除染労働者、争議解決した仲間、二人の郡山市議やジャーナリスト、そして、東京からも「被ばくネット」の仲間らが多数激励にかけつけた。
参加者の発言の中で、「除染労働問題は、重層的下請構造、被ばく隠し、ピンハネ、サービス残業など、すべての労働問題が凝縮している」「やくざが絡んでいたり、付近住民の誤解・偏見なども放置されている」。そんな中で、「昨年から大手ゼネコンに直結する二件の争議が解決し、放射線管理手帳もすべての除染労働者に配布されるようになった」、少しずつ成果を勝ち取っている。「今年も運動で攻勢をかけて労働者全体の問題として取り組もう」と確認しあった。
続いて、降雪で三五人の除染労働者が解雇され、一三人の仲間がふくしま連帯ユニオンの分会を結成し起ち上がり、交渉中であることが紹介された。また、昨年十二月二十四日には、前田建設関連の二件の争議案件解決のために、仙台の前田建設支社への申し入れ・抗議社前集会の様子も報告された。
最後に、いわき自由労組書記長の桂さんの団結ガンバローで交流会を終えた。
(F)