がくろう神奈川 新人学校事務職員 解雇撤回へ闘う  全労協新聞 2013年6月号 4面から



●がくろう神奈川
新人学校事務職員
解雇撤回へ闘う


横浜市教育委員会は、昨年度採用された新人学校事務職員・Sさんを執拗なイジメと四度に渡る退職強要の末、三月末に「四月当初からの職務能力不足」という理由で不当解雇(地方公務員法上は「分限免職」)した。

神奈川県共闘と学校事務職労働組合神奈川(がくろう神奈川)は横浜市教委に対してSさんの不当解雇撤回と職る。

公立学校の学校事務職員は学校に原則一人しか配置されない。採用されたばかりの事務職員も採用初日からベテランと同じように仕事をするよる。そで、多少の業務の遅滞は例えベテランであってもしばしば起こりうることなのは言うまでもない。ましてや横浜市委が主張するような「四月採用当初から職務能力に課題が見られる」など解雇の理由にすらなっていない。

近年、資本・行政は労働者を「育てる」という姿勢を放棄している。自民党改憲案には労働権や人権の制限が明文化されている。憲法と雇用の破壊という流れのなかで我々の解雇事件は起こったのではないか?

地方公務員法は使用者の都合で労働者をいつでも解雇できる法律だ。他の民間労働者の闘いがあって自治体労働者にも労基法その他の労働権が実体化されてきた。そのことを今一度確認してこの闘いに勝利したい。

(宮澤哲)



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