除染労働者が労働債権満額獲得 全労協新聞12月1日号 2面

除染労働者が労働債権満額獲得 全労協新聞12月1日号 2面


●全国一般全国協議会

除染労働者が
労働債権満額獲得


福島第一原発周辺の警戒区域などの、環境省直轄の除染作業を行う労働者に、特殊勤務手当(除染危険手当)が支給されていない問題で、全国一般労組全国協いわき自由労働組合に加入した四人の組合員の労働債権が、十一月十五日満額獲得された。地元福島での二次下請けとの三回の交渉から、建設業法に則り、舞台を全国一般全国協本部と一次下請け(東京)との三回の交渉に移し、元請けゼネコンへの文書による申し入れなどで、解決した。


一方、最賃+特殊勤務手当、更には、特殊勤務手当の存在すら周知されていない労働者がたくさんいる。四人の組合員は、氷山の一角でしか無い。除染労働者への「放射染管理手帳の配布」がされていない問題とあわせて、今後の闘いの強化が問われている。



(F)