経団連を包む怒りの抗議行動  全労協新聞 2012年5月号 1面

全労協新聞 2012年5月号 1面
 
 

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日本経団連に怒りのシュプレヒコール(4月4日)

 
4・4けんり春闘中央総行動
経団連を包む怒りの抗議行動
 
 
大阪城は誰がつくったか?・・・豊臣秀吉じゃないよ、大工さんだよ。」といった冗談っぽい話を思い出していた。経団連前に結集した五〇〇人近くの仲間による抗議の座り込み。各グループからのアピールに共通しているテーマは「この立派な経団連会館を誰が造ったの?我々の血と汗の結晶じゃないのか。何故我々の要請書を受け取ろうとさえせず、門前払いを食わすのか」という怒りであった。

12けんり春闘全国実行委員会の第二波統一行動の集中点としての対経団連申し入れ行動は、経団連側の要請書受取拒否によって、急きょ抗議集会に切り替えられた。

ユニオン大阪ネットの垣沼氏からの大阪の状況の報告、郵政ユニオンの倉林氏からの非正規労働者の状態についての報告、その他全国一般東部労組、全日建関東支部、東水労、中小労組政策ネット、JAL原告団、全港湾、東京清掃労組、N関労、国労江東支部からの報告が続いた。

いずれも、賃金を抑制し、労働者の貧困化を促進しながら、莫大な利潤を手中にしてふんぞり返り、原発推進の姿勢を改めようとしない大企業の総本山日本経団連に対する抗議と、闘いの強い決意の表明で、寒い中で、最後まで熱気のあふれた行動であった。

(田宮高紀 全統一労組委員長)
 

 
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