有給休暇

 間近20年の有給休暇の取得率は、下落傾向。
 働く人に付与された有給休暇の平均日数は、08年は一人あたり17.8日。けれど実際に消化した日数は、8.5日。取得率は、47.7%。半分以下です。

 たしかSG中部工場でも、「アルバイトには有給休暇はない」という法律違反を、平気で口走っていた工場長が居ったとか…。

 先日の新聞に、「猩参崢眄讐朖瓠並唸市) 有給消化100%、20年続く」というのが載ってました。短時間労働者を含む全労働者が、年次有給休暇を完全に消化するという、異例の水準をたもっているとのこと。

 1989年、六花亭経営(小田豊社長)は、「社員一人ひとりが心身ともに健康でなければ、おいしい菓子はつくれない」との理念の下に、有給休暇の完全取得を徹底する号令をかけたとのこと。

 苦労話が載ってました。
 「菓子つくりは手作業も多く、多品種を生産する。当時は工場の人手が足りないうえ、社員の技能向上も追いつかず、当初は残業も増えてしまった。」
 ここまではよくある話で、だいたいサービス残業などもおこって、崩れるんですよね。

 しかし、記事によると、そこからが違う。
 「そこで、改善に向けて雇用拡大とともに、『作業の動線を見直すなど、生産効率を高めるために、絶えず工夫した』(佐藤専務)。…生産効率の改善や社員のスキル向上に決まったプログラムがあるわけではない。社員同士で教えあい、競い合って技を磨くのが基本」だそうです。

 これがホントならSG経営・プレシア経営は、見習って欲しいですね~。記事の括りは、これ!
 「生産性を高めることで休みが増え、休めば生産性が高まるとの考え方だ。佐藤専務は、『将来は有給休暇を32日まで増やしたい』と意気込む。」

 「お菓子は感動の創造」とかいうけど、つくっている労働者が、使い捨てのモノのように扱われていたんでは、感動もへったくれもありません。有給休暇も交通費もケチり、労働組合を嫌い、自分の事業欲に突っ走るというのは、どうよ!ですね。
 ということで、「人間らしい賃金・労働条件が犂尭悪瓩鯀呂襦廚箸い真っ向対立で、自立労連の闘いは続きます。乞う、ご期待!