商業界会館は団交に応じろ! / 全労協新聞 2021年3月号

商業界会館は団交に応じろ! 全労協新聞 2021年3月号 

 


 
全国一般全国協東京南部労組

商業界会館は団交に応じろ!


 コロナ禍の昨年四月二日、商業界経営は、未払い賃金と取引先への債務を残したまま破産申請を行ないました。全従業員が解雇され、生計の道を断たれ、求職活動もままならず、困難な生活を余儀なくされています。二度の債権者集会で、破産時の資産が確定しましたが、未払い賃金には遠く及びません。

 親会社であり、商業界と一体的経営を行なってきた商業界会館に対し、再三にわたり話し合いを申し入れましたが、『別会社』であることやコロナ禍を理由に拒否されてきました。そこで、六月から社前座り込みを開始するとともに、正式に団体交渉を申し入れましたが、代理人をたて拒否されました。そうした不誠実な対応に対し、十月六日労働委員会に救済申し立てを行ないました。

 十二月二日、二月一日と二度の調査を行ない、一体的経営を巡る双方の陳述と証拠が提出され、次回三月二十五日からそれぞれが反論していくことになります。わたしたちは、「店は客のためにあり、店員とともに栄える」「損得より善悪を優先せよ」という商業界の経営理念に即し、会館の経営者が団体交渉の場に出席し、誠意をもって話し合いに応じるまで頑張ります。

皆様のご指導とご支援をいただけますようお願いいたします。

(全国一般労働組合東京南部商業界分会柳瀬洋)