大阪全労協春季一日総行動 / 全労協新聞 2020年4月号

大阪全労協春季一日総行動 / 全労協新聞 2020年4月号

 


20春闘勝利へ!各地で闘う

 

大阪全労協春季一日総行動

 

例年恒例のおおさかユニオンネットワークによる大阪春季総行動が三月二十四日、争議現場を結んで闘われた。

 

午前中はガスケミカル物流・樽本機工(ともに全港湾大阪支部)、午後は大阪市役所(安心できる介護を!懇談会、なかまユニオン教職員支部)、大阪府警本部(労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委)、大阪府教委(教育合同)、そして兵庫県に移動しての東リ本社(LIA労組・なかまユニオン)という行動メニューであった。

 

樽本機工では、セクハラの張本人である取締役が申し入れに応対したが、組合員からの切実な追及にもごまかしと逃げるだけの対応で、参加者全員からの怒りが集中した。

 

また、午後の大阪市役所では、公設民営の大阪市中高一貫校の運営を委託されている大阪YMCAが大阪YMCA労働組合との争議を継続中ということもあり、その脱法的な運営実態が厳しく追及された。

 

行動の最後の東リ本社に着いたときには、車によって到着時刻がかなりずれて最後の数分でみんな揃うという状態だったが、偽装請負・違法派遣を平気で続けている東リに対して抗議のシュプレヒコールをみんなの力で貫徹した。

 

年に一度の行動だけど、今年もまた新たな参加者がそこかしこに顔を見せていて、運動を次の時代に引き継ぐ重要な取り組みであることを改めて感じた一日であった。

 

(大阪全労協事務局長 竹林隆)