全労協/ 大阪全労協第29回大会 / 全労協新聞 2018年8月号

全労協大阪全労協第29回大会 / 全労協新聞 2018年8月号




●大阪全労協第29回大会

但馬けい子議長を選出

七月二十一日、大阪全労協は第二九回定期大会を開催した。〈労働者を死ぬまで働かせ、「お友だち」ばかりを優遇する安倍政権は辞めろ!〉を大会テーマに、大会代議員、傍聴者、おおさかユニオンネットワークの垣沼陽輔代表をはじめとする来賓等約五十人の参加で来るべき一年間の闘う方針が採択された。

大会を特徴づけることは、大会直前に強行された改悪労働法制の成立だろう。本大会において採択された〈「働き方改革」に反対し安倍政権の退陣を求める特別決議〉と、第一部の大会議事終了後第二部での全労協中岡基明事務局長による「労働法制改悪反対と今後の課題」と題する講演も、その問題意識からだ。私たち労働運動が改悪を食い止められなかったことへの総括が厳しく問われている。しかしそれとともに、手をこまねいている余裕はない、明日からこれを職場で実効化させない職場闘争を展開しよう、という提起が呼びかけられた。労働者代表選挙も上限規制もすべて労働組合の闘いにかかっている。

来年五月一日を見通して、はじめて大阪全労協の方針に天皇制に関する記述が加えられた。そして、福田徹矢議長が退任し大阪全労協の歴史で初めて女性の但馬けい子議長が誕生した。大阪全労協はこれからもさらに、求められている闘いを実行するために変わっていく決意である。

(大阪全労協事務局長)