全労協/ ユナイテッド闘争団 不当判決を覆そう / 新聞 2019年11月号

全労協ユナイテッド闘争団 不当判決を覆そう / 新聞 2019年11月号

 

 

●ユナイテッド闘争団
不当判決を覆そう

 

ユナイテッド航空(UA)による不当解雇撤回を求める私たちの訴えは、三月二十八日、東京地裁により棄却された。不当判決を覆すために、東京地裁の使用者性判断の誤りと親会社ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス(UCH)の存在、及びUCHと米国内労組(AFA)との労働協約の影響とUCHグループ全体を見渡した実態と事実から反論した内容の理由書を新弁護団と共に作り上げ、八月十三日に高裁に提出した。

 

十月十一日、東京高裁で控訴審の第一回が開かれ、裁判長が、「一企業に日本の労組と外国の労組が存在する場合、組合間差別・不当労働行為はどうなるのか」、過去の判例・命令・文献を提出することを双方に求めた。さらに法人格濫用と否認に関しても適用範囲を踏まえたいと発言した。これからも解雇撤回、原職復帰を求めて闘う覚悟だ。

 

(ユナイテッド闘争団吉良紀子)

--