福島 原水禁報告 / 全労協新聞 2016年9月号

福島 原水禁報告 / 全労協新聞 2016年9月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


福島・広島・長崎 原水禁報告

福島
脱原発を訴える



 七月三十日、福島市福島県教育会館で「被爆七一周年原水爆禁止世界大会福島大会」が開催された。冒頭、東日本大震災で犠牲となった人たちへの黙とうが行われた。川野浩一大会実行委員長による主催者あいさつと福島県平和フォーラムの角田政志代表からの地元あいさつが行われ、藤本泰成大会事務局長が基調提起をし「国と東電の隠蔽をゆるさず運動を進めていこう」と訴えた。

 海外からの参加者としてドイツ連邦議会クラウディア・ロート副議長があいさつをし、福島現地の諸課題として福島県平和フォーラムの佐藤寛喜事務局長、きらり健康生協の川添隆司医師、フクシマ原発労働者相談センターの狩野光昭代表が報告をし、最後に高校生平和大使の二人が「福島は核の平和利用が犠牲をもたらした。核の使用に善し悪しはない」ときっぱり宣言をした。

 七五〇人の参加で集会を成功させ、福島市内を脱原発を訴えてデモ行進した。翌三十一日には被災地フィールドワークも行われた。

(東京全労協