びわ湖一周反原発デモ 5日間で700人が参加 / 全労協新聞 2016年6月号

モ 5日間で700人が参加 / 全労協新聞 2016年6月号



全労協新聞
より




5日間で700人が参加


津地裁の三月九日高浜原発再稼働停止仮処分決定の大英断に応えて、原発全廃!びわ湖一周デモ2016が五月四日から八日まで実施された。

福島の原発震災被災者や伊原発再稼働反対、東京・たんぽぽ舎など全国の市民運動や韓国の学生含め、近畿内から七〇〇人が参加した。

五月八日に大津地裁に到着し、デモ参加者一同で声援を送った。五日間でデモは約一〇〇キロ、三日目の「車デモ・アメーバデモ」含めて二三五キロのびわ湖一周を達成した。

原発闘争史上初のびわ一周デモだし、そもそもあらゆる課題でデモでびわ湖一周というのは初めてだ。すぐに滋賀県教育会館で集約集会を開催。一〇〇人で満席となる。五日間通しでデモを貫徹したのは十数人の方。「正直きつかった。足の豆もすり切れた」と滋賀県内六〇代男性。「私たちの思いは届いた。」と京都の社会福祉士女性。

事前案内ビラは三刷二万四千枚、本番中に三日目のアメーバデモ含めて一万枚ビラ配布、ニュースは準備号含め九、三団体から三台の宣伝車提供を受け、二月から数限りない集会・会議でビラ配布と訴え、デモ到着の先々で大きなお寺の住職さんや神社の宮司さん、3・9仮処分決定の井戸謙一弁護団長、元首長・市民派の地方議員さん、カンパをしてくださったジョギング中の医師、三井寺での月例・オーガニックマーケット開催の仲間などがデモを待ち受けていただき、多彩な激励を受け、大きな一石を一六五〇万人の命の水源・国内最大の湖に投じた。

(さいなら原発びわこネットワーク・稲村守事務局長)