びわ湖一周デモへ  / 全労協新聞 2016年4月号

びわ湖一周デモへ 
 / 全労協新聞 2016年4月号



全労協新聞
より


福島原発事故から5年・脱原発をめざす



津地裁の英断に応え
びわ湖一周デモへ

三月十三日、大津市内で「原発のない社会へ2016滋賀集会」が開かれ、昨年までの五割増の一五〇〇人が参加し、三月九日の大津地裁仮処分高浜原発運転差し止め決定報告を住民側原告・井戸謙一弁護士から受け、参加者は喜びと確信に満ち溢れた。

井戸弁護士はこの集会の基調報告として演壇に立ち、「今回の仮処分決定は日本中の原発のない社会を希求している人たちの力のたまものだ。」と述べ、「今までの原発の運転を差し止める司法判断は変わった裁判官とか、よほどの決心がないとできないと言われていた。これからは普通の裁判官が普通に判決できる時代となった。市民が裁判所で原発を止められる時代となった」と語り、万雷の拍手を浴びた。さいなら原発びわネットワークの稲村守事務局長から、「脱原発市民ウォークを五年続けてこの五月で第五十回になる。記念してびわ湖一周デモを企画した。

五月四日から八日までの五日間で一周し、一四五〇万人の近畿の水源・びわ湖を原発射能から守る闘いを飛躍的に高め、若狭の原発にとどめを刺そう」と訴えた。

若狭の原発を考える会は三月十五〜十六日に高浜町内アメーバデモを実施し、木原壯京都工芸繊維大学名誉教授を先頭に原発現地町内網の目宣伝で、「大津地裁を孤立させてはなりません。大津地裁の大英断に応えて、原発発のうねりをさらに大きくし、電力会社、政府、規制委原発推進の野望を完全に打ち砕きましょう」とのビラを作成し、きめ細かい話し込みオルグを展開した。

(稲村守常任幹事)