1・22 高浜原発うごかすな!全国集会 / 全労協新聞 2017年2月号

1・22 高浜原発うごかすな!全国集会 / 全労協新聞 2017年2月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



1・22 高浜原発うごかすな!全国集会

阪高裁抗告審勝利へ
関電本店包囲行動



一月二十二日、福井と近畿の六府県の反原発市民団体が呼び掛けた「高浜原発うごかすな!関電本店包囲全国集会」が開かれ、一〇〇〇人の市民が参加して反原発の怒りの声をあげた。午後二時からの大阪中之島女性像前での出発集会には、四〇〇人が参加。

さいなら原発びわこネットワークの稲村守事務局長からは「3・9大津地裁仮処分を守り抜くため、昨年五月連休後半に六日間で七五〇人の参加を得、原発全廃!びわ湖一周デモを実施した。びわ湖が出来て二六〇万年で初めての一周デモだ。私のガラケイは二週間鳴りやまず、『私も何かしたい』と老若男女から参加申し込みが後を絶たなかった。一四五〇万人の命の源、びわ湖を守り抜く」と決意表明。

関電本店近くまでのデモ行進は六〇〇人に膨れ上がり、デモ開始と同時に土砂降りの雨。大阪駅前の繁華街を行進し、デモ終了と同時に雨は上がった。

関電本店前ではすさまじい厳寒とビル風の中、午後四時から九〇分二十二人が挨拶。北海道・泊から鹿児島・川内原発までの原発現地報告、各団体の発言が続いた。

原子力発電に反対する福井県民会議・宮下正一事務局長からは「もんじゅをついに廃炉に追い込んだ。四〇年間、もんじゅ廃炉のため組織を作り活動してきた。二月の結果次第では次々に仮処分を申し立て、私たちは勝利する。それは勝つまでやめないからだ」と。福島の女たち、関西に避難してきた女性たちも、車イスの女性も発言する。巨大な関電本店ビルも怒りのシュプレヒコールで、揺らでいた。

(さいなら原発びわこネットワーク・稲村守)