5・3憲法集会 山口 闘いを通じて権利は確立する / 全労協新聞 2016年6月号

5・3憲法集会 山口 闘いを通じて権利は確立する / 全労協新聞 2016年6月号



全労協新聞
より


全国で5・3憲法集会

山口

闘いを通じて
権利は確立する

五月三日、山口県教育会館にて、憲法を活かす市民の会・山口主催、戦争をさせない山口一〇〇〇人委員会、戦争させない・九条壊すな!総がかり行動やまぐち実行委員会の協賛で開催された憲法記念日講演会に参加しました。

風雨で、在来線が止まるといった悪天候でありましたが、会場はほぼ満席となりました。参議院選挙の野党統一候補・纐纈厚さんが決意表明。

講師は弁護士の足立修一さん。岩国基地関連、上関原発関連の訴訟で弁護をされている方です。権力者を縛るものとしての憲法という点を第一に触れた上で、現在の憲法自民党改憲草案との比較、日米新ガイドラインと戦争法制の解説がなされました。

会場からの「加権」についての質問に足立さんは、LGBTの権利や環境権の議論に触れ、条文が出来たからといってすぐに権利が生まれるわけではなく、実際には、事実の争いを通じて権利が確立される。今ある憲法を活用して闘うことで権利が生じると発言をされました。

事実の争いを通じて権利を勝ち取るという件は、労働相談を通じて日々考えていたことであり、腑に落ちるものでした。私たちが憲法を使って平和な社会を築くことと、労働者としての権利を要求して職場を良くすることとが、地続きのことと学ぶことが出来る集会でした。

(連帯労組やまぐち)