東京清掃労組 狭山再審を求め 盛大に東京集会 / 全労協新聞 2016年3月号

東京清掃労組 狭山再審を求め 盛大に東京集会 / 全労協新聞 2016年3月号



全労協新聞
より


生活と平和を守る
16春闘
ストライキで闘おう!


アベ政治を許さない!


●東京清掃労組

狭山再審を求め
盛大に東京集会


一九六三年に発生した女子高校生殺害事件、いわゆる狭山事件で、被差別部落民である石川一雄さんが不当に逮捕されてから今年で五三年。

一審で死刑、二審で無期懲役となり、これが確定判決となった石川さんは、無実を叫んで闘い続けています。部落差別によって殺人犯に仕立て上げられた国家的犯罪と言えるこの事件は、第三次再審を求めて今大きく盛り上がりを見せています。

二月十七日に東京・田町交通ビルで行なわれた「狭山事件の再審を求める東京集会」は、二八〇人の労働者・市民・宗教者が結集して盛大に持たれました。

集会では桐田・狭山東京実行委員会事務局長(東京清掃労組委員長)の基調提起や弁護団・指宿弁護士による講演で、この間証拠開示が進みだし、石川さんの無実がより明白になってきたこと、にもかかわらず検察は決定的な証拠を今も隠し続けており決して油断できないこと、全面証拠開示や事実調べなど再審に向けた動きを決定づけるのはさらなる運動の盛り上がりが必要なことが強調されました。

七七歳になった石川さんからは、何としても今年こそ再審決定を勝ち取りたい、さらなる支援を、との力強いアピールがあり、確認しあいました。

私たち東京清掃労働組合もこの間狭山闘争に取り組んできました。清掃・人権交流会と連携して一九九七年から毎年狭山現地調査も行ない、今年六月で二〇年連続となります。これからもさらに取り組みを強めます。

狭山再審闘争はまさに山場です。有利な条件が揃ってきた今年こそ必ず狭山再審を勝ち取りましょう!


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訴える石川一雄さん(2月17日)