全労協/ 全労協青年委員会結成総会 / 全労協新聞 2015年9月号

全労協/ 全労協青年委員会結成総会 / 全労協新聞 2015年9月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


全労協青年委員会結成総会
青年は次の時代の
労働運動をめざす



八月二十二日、東京都港区立神明いきいきプラザで全労協青年委員会の結成総会が行われ、およそ一年間の準備活動を経て青年委員会が結成された。

結成総会には全国各地から様々な労組に所属する仲間が集まり、全水道東水労の湯村一美さんが総会議長に選ばれ議事が進められた。大阪全労協青年部の友延秀雄さんが「解釈で憲法を変えてしまう安倍政権によって労働三権も破壊されてしまうかもしれない。労働組合立憲主義を守るたたかいを担おう」と開会あいさつ。

来賓として、全労協本部の金澤壽議長、戦争させない一〇〇〇人委員会の山本圭介さん、解釈で憲法九条を壊すな!実行委員会の菱山南帆子さんらが駆けつけてくれ、全日建連帯青年部からはメッセージが届いた。戦争法案や労働法制の大改悪、川内原発再稼働、沖縄辺野古への新基地建設強行など安倍政権が人々の声を無視して反動攻撃を行なうなかでの青年委員会の結成に激励と期待がよせられた。

続いて、議案が提案され役員体制と会則が承認された。役員は、代表・渡辺学(全国一般全国協・東京全労協事務局次長)、副代表・友延秀雄(大阪全労協青年部)、事務局長・宮澤哲(神奈川県共闘)の三人。他に幹事が若干名置かれる。議案に対する質疑応答と意見交換では、ジェンダー・バランスの問題や非正規労働者の組織化について鋭い意見が出され、役員をはじめ参加者全員で今後の課題としていくことが共有された。選出された代表から、定期的な幹事会の開催と交流合宿など今後の行動提起がされ全体で確認をした。最後に団結ガンバロウをし、労働歌「がんばろう」と「インターナショナル」を歌って総会を締めくくった。場所を変えての交流会はそれぞれが自己紹介と抱負を述べ合い盛り上がった。

青年委員会には多種多様な職場で働き活動する仲間が結集している。これらの総体的若手の活動家たちが交流と意見交換・情報交換をし、熱い議論を交わしながら「横のつながり」を強めていく場として青年委員会を運営していきたい。公務―民間、正規―非正規、ジェンダーや国籍の違い、障害の有無などをつらぬき、次の時代の労働運動を展望していく役割を果たしていきたい。多くの仲間のみなさんの注目と支援をお願いします。