全労協/ 中之島(大阪)メーデー / 全労協新聞 2015年6月号
全労協
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全労協新聞
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全国で第86回メーデー
中之島(大阪)
昨年に引き続き、中之島メーデーは本年も午後一時からの開催となり、各組合はそれぞれ争議を闘った後に、会場に結集しました。
大阪全労協は、この四月に加入した途端に争議となった、鶏肉卸の喜多商店前の抗議行動を行いました。朝三時半から夕方六時頃までの拘束約十四時間の労働を強い、残業代はなし、というひどい会社です。改善を求めた途端に、組合加入と監督署申告に報復の就労禁止となりました。理由も明らかにしないままの就労禁止です。多くの組合員が怒りのシュプレを浴びせました。
メーデーはいつも通りですが、来賓も社民党・新社会党・みどりを始め、市民派の議員が多く駆けつけてくれました。今年は、民主党からも、「大阪都構想」を問う住民投票に向けて、大阪市をなくすな、という力強いアピールがありました。
「過労死を増やすだけの労働法制改悪反対!」をメインスローガンとして開催されたメーデーですが、まさしく、喜多商店の如く、世の中には残業代未払いがまかり通り、申告を受けた監督署も「業務の都合で改善できなければどうせぇ、と言うの?」と超長時間労働を規制しようという気がありません。こんな中で、部分的にでも残業代を払わなくても良い、となればそれこそ坂道を転がるように、労働時間規制が骨抜きになることは明らか。安倍政権の暴走に怒り渦巻くメーデーとなりました。集会後、関電前を通り、「原発再稼働をやめろ」、の声をあげ、元気にデモを貫徹しました。