2015/05/01/ 第８６回 中之島メ－デ－ （写真・アピール）
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過労死を増やすだけの労働法制改悪反対！
第８６回 中之島メ－デ－
▲写真・記事あり
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第８６回 中之島メーデーアピール
１日８時間労働を要求してアメリカの労働者がゼネストを闘い、全世界の労働者に団
結と連帯を呼ぴかけからメーデーが始まった。そして今日私たちは大阪中之島公園に結
集し、アメリカの労働者の闘いを継承すべくメーデーを開催してきました。ところが安
倍政権は「労働法制の改悪」いわゆる「残業ゼロ法案」をこの通常国会での成立を目論
んでいる。早くから労働組合等が「残業代ゼロ法案」と、批判を投げかけている。時間
外労働規制が緩い日本では、多くの労働者に関わる問題であり、労働基準法すら反故に
しようとしている。
１９８８年に改正労働基準法が施行され、それまで４８時間だった法定労働時間が４
０時間と短くなりましたが、「弾力化」と称して変形労働時間制、フレックスタイム制、
裁量労働制など「１日８時間」の逃げ道が次々つくられてきた。そしてついに、政府と
財界は「高度プロフェッショナル制度」と称して「原則１日８時間」という法定労働時
間の概念自体を無くそうとしているのである。
「高度プロフェッショナル制度」の対象は年収１、０７５万円以上の高度専門職とさ
れ、具体的なことは省令で定めるとしているが、歯止めにならないのは明らかである。
世界屈指の長時間労働､過労死や過労自殺､精神疾患などを生み出した背景の一つには
長時間労働を可能にしてしまっている３６協定があり、必要なめは労働時間の上限規制
や長時間労働に対する割増し賃金の引き上げなど具体的な施策である。労働基準法を遵
守しない企業に対して罰則強化も必要である。他方、「戦争のできる国家づくり」を目
指し集団的自衛権行使を容認とする関連法案の整備や日本を軍事国家化する沖縄辺野古
新基地建設、岩国基地の軍事増強、Ｘバンドレーダー配備など主権国家を無視する安倍
政権の暴走を止めさせ、退陣追い込む大きな民衆の力が必要である。
働くものが社会の主人公となるためにも、私たち強く結束して闘い続けなければなり
ません。第８６回中之島メーデー開催にあたり、万国の労働者と連帯し、共生社会と、
そして反戦平和をめざして共に闘う誓いを、この大阪の地・中之島公園に結集した仲間
と共に、全世界に発信する。
万国の労働者メーデーバンザイ！
第８６回中之島メーデー実行委員会
