全労協/ 全統一労組井上眼科病院分会 / 全労協新聞 2015年4月号

全労協全統一労組井上眼科病院分会 / 全労協新聞 2015年4月号


全労協
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全労協新聞
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●全統一労組井上眼科病院分会

でっち上げ解雇撤回へ
気を引き締めて闘う



三月十二日に証人尋問が行われた。多くの仲間が集結してくれて、感謝しきれないほどの嬉しさを感じている。

病院側は、多くの一般職員を動員して傍聴席占拠を企てた。患者様第一主義を掲げる病院が、診療時間中に多くの職員を裁判所に向かわせた。患者さんの病気等、後回しとういうことなのか。残念でならない。職員も皆下を向き、仕方なく指示通りに傍聴席占拠に参加したことがうかがえる。本人の意思など無視し、仕事を放棄させてこのような行為に参加させる病院理事長には怒りを通り越して呆れてしまう。

この裁判は、ハラスメント横行の職場改善を目的に組合を結成して、良好な職場を取り戻そうとしたら、自分達の好き勝手が出来なくなると三井住友銀行出向者らがでっち上げの作り話を弁護士とともに作り解雇を強行した事件だ。

作り話は、必ず綻ぶ。つじつまがあわなくなる。証人尋問でも、病院側証人としてたった、三井住友銀行転籍者二人は、質問にたいしてごまかすばかりで、何一つ理にかなったことを言うことができなかった。それどころか、私が詐取したとする資格手当について、稟議書がないから詐取だと言っていたのに、その当時、稟議書をあげる制度はなかったと自白するはめにまでなった。捏造が暴露されたのだ。

当日出してきた証拠書類も全く意味をなさないもので、完全に論破できた。

女性職員から三井住友銀行転籍者らのハラスメントの相談を受け、労働組合結成を目指したのが、二〇一二年の二月。闘いはここから始まった。残念ながらハラスメントは少なくならず、また三井住友銀行の敵として、私がパワハラの集中砲火を浴びた。自分が使っていたデスクは取り上げられ、倉庫に移動させられた。半年の間に執務場所は三回変わった。最後は監視カメラだらけの部屋で、常に行動を監視され、私と言葉をかわす職員も少なくなった。どんな嫌がらせをしても辞めない私に井上眼科病院のとった最後の行動は、解雇理由を捏造して、追い出すという暴挙だった。その後も自宅に何通もの嫌がらせ目的の手紙が井上眼科病院から届いたが、私を見くびってはいけない。こんなことで諦めるほど、私は根性なしではない。

あと、もうひとふんばり。ラストスパートをかけ、気を引き締めて、取り組むつもりだ。

(福井寿)