浜松まちづくり公社雇い止め 解雇は勝利的和解で解決 / 全労協新聞 2014年7月号 4面から



遠州労働者連帯ユニオン

浜松まちづくり公社雇い止め
解雇は勝利的和解で解決


二〇一一年一二月二十七日に雇い止め予告通告を受け、翌年三月二十六日の仮処分申し立てを経て、同年七月十八日、一三年間勤務した(財)浜松まちづくり公社を相手取り提起した雇い止め撤回訴訟を、先の五月十九日和解締結により終了させました。

みなさま、二年間、応援・ご支援をありがとうございました。四月二十五日に行われた証人尋問には、公社側傍聴も加えれば五十人以上となる傍聴者がありました。東京・静岡、名古屋から、また療養中のところを押して駆けつけていただくなど、厚いご支援があったこと、本当に感謝申し上げます。どれほど心強かったことか、言葉で言い尽せるものではありません。

元来、私が訴訟に問うた、「契約職員は解雇回避努力の成果は受けられないのか」とは、「全時に人員削減の必要があると定」、個ではないとの判断を、和解勧告の場で裁判官の口から聞きました。裁判所は整理解雇の大方の事案で経営側の判断を尊重し、明らかな矛盾のある経営行動がない限りは経営側に軍配を上げるというのが現在の社会的時流ではあるが、その基準線がここまで下がっているとは思わなかった、裁判官とは判断の土俵が違ったとは、原告代理人の言です。そうした中、それなりの解決金が提示されたことは、勝利的和解と言えるのではとの解釈を受け止め、私個人の闘いはここで立ち止まりますが、この間の貴重な経験を奇貨として、さらに前へ行く仲間たちの支援をして行くと、今は気持ちを新たにしています。今後もよろしくお願いいたします。



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