取り上げられ、懸念・勧告が示されています。
外務省のホームページに仮訳が掲載されています。
社会権規約委員会の最終見解(2013年5月17日)(仮訳(PDF)
を
最低賃金審議会の資料として、提出してください。
昨年の書き込みの再録
「今年」を、「昨年」に書き換え。
昨年5月の国連・社会権規約委員会の最終見解は、労働運動で、もっと注目しても良いと思う。
◆概要
概要は、ヒューライツ大阪
ヒューライツのまとめでは、労働関係では、次のような懸念・勧告が示されている。
有期雇用の濫用を防止し、無期雇用契約への転換回避の雇い止めが起らないようモニターすること
過労死や職場のハラスメントによる自殺などが起っていることに対し、長時間労働を防止する措置を強化し、職場におけるあらゆる形態のハラスメントを防止、禁止すること
労働者とその家族が人間らしい生活を確保できるよう最低賃金を決定する際考慮する要素を見直すこと
賃金の格差、特に男女の賃金格差が大きいことについて、同一価値労働同一賃金の原則の雇用者、労働基準監督官などへの周知、啓発をおこなうこと
セクシュアル・ハラスメントを禁止し、処罰すること
詳しくは、ヒューライツ大阪、もしくは直接、外務省の文書を。
◆最低賃金に関する言及
委員会は締約国に対して、労働者及びその家族に相当程度の生活を可能にすることを確保する観点から、最低賃金の水準を決定する際に考慮する要素を再検討することを要求する。また、委員会は、締約国に対して、次回定期報告の中で、最低賃金以下の給与を支払われている労働者の割合に関する情報を提供するよう要請する。
これの解釈については、今のところ
全労連の
学習資料「目からウロコ 日本の最賃は世界の非常識?!」(PDFファイル 650KB)(2013/07/05)
ぐらいしかでていない
提出番号 件名 提出者
地域別最低賃金に関する質問主意書 | |||
16 | 山本 太郎君 | 質問本文(html) | 答弁本文(html) |
質問本文(PDF) | 答弁本文(PDF) |
二 国連の社会権規約委員会は、本年五月十七日、日本政府に対する総括所見を採択した。その中で最低賃金の平均水準について、「最低生存水準及び生活保護水準を下回っていること、並びに生活費が増加していることに懸念を表明する」旨を示し、「労働者及びその家族に相当程度の生活を可能にすることを確保する観点から、最低賃金の水準を決定する際に考慮する要素を再検討すること」を、日本政府に要求している。この要求について、政府の見解及び今後の対応を明らかにされたい。
二について
政府としては、御指摘の経済的、社会的及び文化的権利に関する委員会の最終見解に対して「最低賃金が生活保護の水準を下回っている地域が存在することについては、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、二〇〇七年に最低賃金法が改正され、最低賃金を決定する際には、生活保護との整合性に配慮すべきことが既に明確化されている。同規定を踏まえ、最低賃金額が生活保護の水準を下回っている場合には、最低賃金を引き上げることで、この乖離額の計画的な解消に努めている。」との意見を同委員会に提出する予定である。
政府としては、御指摘の経済的、社会的及び文化的権利に関する委員会の最終見解に対して「最低賃金が生活保護の水準を下回っている地域が存在することについては、労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるよう、二〇〇七年に最低賃金法が改正され、最低賃金を決定する際には、生活保護との整合性に配慮すべきことが既に明確化されている。同規定を踏まえ、最低賃金額が生活保護の水準を下回っている場合には、最低賃金を引き上げることで、この乖離額の計画的な解消に努めている。」との意見を同委員会に提出する予定である。
(F)