2014/05/01/ 第24回 京都地域メーデー 宣言、他
1/ フィリピンKMUからのメッセージ
2/ 日比谷メーデ実行委員会からのメッセージ
3/ 東北全労協からのメッセージ
4/ 中ノ島メーデー実行委員会からのメッセージ
5/ メーデー宣言
6/ スローガン
2/ 日比谷メーデ実行委員会からのメッセージ
第24回 京都地域メーデー
実行委員会 様
メッセージ
私たちは、労働者の団結と統一の立場から統一メーデーを呼びかげてきましたが、残念ながら実現に至りませんでした。一方、「脱原発」や「JAL不当解雇撒回支援共闘」の取り組みに象徴されるように、ナショナルセンターの枠を超えた運動に希望もみえています。
東日本大震災から3年が過ぎました。いまだに全国の避難者は26万人、行方不明者は2,600人、に上っています。福烏第一原発では、浄化装置のトラブルや高濃変の汚染水漏れ事故が相次ぐ中、廃炉作業や除染作業に従事する労働者の被ばく隠しや賃金のピンハネが横行しています。被災者の困難な生活、労働者の被ばく労働が今も続いています。
安倍首相は、「アベノミクス」で一部大企業の利益誘導を図りましたが、中小企業の改善にはつながらず、消費税の増税も加わり賃金格差は拡大しています。また、特定秘密保護法を強行し「戦争をする」国にするための改憲策動を目論んでいます。
そして、戦争国家体制に反対し、集団的自衛権の行使を許さず、自衛隊の「国軍」化への転換となる憲法9条の改定を阻止していきます。軍事基地の機能強化を許さず、沖縄県民と連帯し、普天間基地即時撤去、辺野古に新基地建設をさせない闘いを進めていきます。
また、地球規模で進む環境破壊、市湯原理優先の規制緩和、企業利益優先、福祉の切り捨て社会に反対して闘って行きます。すべての争議の勝利を実現し、未組織労働者・外国人労働者・技能実習生をはじめ移住労働者の権利確立、国際連帯を強化して働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守る闘いに決起していきます。
第85回メーデー万歳!
2014年5月1日
第85回日比谷メーデー実行委員会
3/ 東北全労協からのメッセージ
第24回 京都地域メーデー実行委員会様
第24回京都地域メーデー集会に結集された労働者市民の皆さん、
3.11東日本大震災から3年が過ぎました。この間皆様から多大なお見舞い、激励、ご支援をいただきました、改めて心から感謝申し上げます。
安倍自公政権は昨年末の特定秘密保護法の強行採決、4月国会において「武器輸出3原則」の見直しによる武器輸出解禁、閣議決定による「集団的自衛権行使」を合憲化する「解釈改憲」によって戦争のできる国、人殺し国家作りへと突き進んでいます。
地震、津波、原発事故からの復旧・復興は進んでいません。束北全労協は「脱原発を基軸とした復旧・復興」をスローガンに、大自然との共生と人の命を守る地域社会作りを最優先に目指し、原発再稼動反対、TPP加盟反対、省エネ、環境問題に全カで取り組んできました。
我々労働者が抱える諌題は多岐に渡りますがその一つ一つに向き合い、闘い、支え合い、アジアと世界の平和に向けた労働者の団結を強化しともに闘っていく違帯と決意を表明します。
憲法改悪反対!人殺し国家作り反対!
辺野古新基地建設反対!沖縄からすべての米軍基地撤去を1
第24回京都地域メーデー万歳
2014年5月1日
東北全労協
議長 坪井俊長
4/ 中ノ島メーデー実行委員会からのメッセージ
第24回 京都地域メーデー実行委員会 殿
連帯メッセージ
現在、安倍自公政権の暴走は、勢いを増して加速しています。この暴走を誰がとめるのか、大きく問われています。憲法改悪勢力が国会を席巻する最も危険な状況をつくり出していることや、共謀罪・日本版NSC・盗聴法改悪・特定秘密保護法などで見られる治安管理体制の強化など、私たちはすべての労働者、民衆への危機的状況を放置してはなりません。
このような情勢下、私たち労働者に求められている事は、労働法制の規制緩和の闘いをはじめ、日の丸君が代条例・職員基本条例・教育基本条例・政治活動を規剰する条例など憲法で保障された労働者の権利を奪う諸条例に官民連帯で闘うことであり、消費増税反対・TPP参加反対・日米軍事同盟強化反対・普天間基地代替えの辺野古新基地建設反対・岩国、普天間基地へのオスプレイ配備・訓練反対、特定秘密保護法廃止、共謀罪反対、朝鮮学校に対する差別・排外主義勢力に対しての対抗運動などの声を大きくしていかなればなりません。
私たちは、新自由主義が破綻しているこの機に改めて、「競争社会に異議あり!」を高く掲げ、利澗を追求する大企業が社会の主人公ではなく、私たち労働者こそが主人公であることを、闘いをもって主張しなければなりません、
私たちは労働者として、人間として、その尊厳にかけて、社会の公正と平等を追求し、世界平和を強く希求するものです。
働くものが社会の主人公として登場するために、私たちは強く団結して闘わねばなりません。私たちは第85回メーデー開催にあたり、全世界の労働者と連帯し、競争社会ではなく共生社会を、そして反戦平和をめざして共に闘う誓いを、大阪・中之島の地より、全世界の労働者に発信します。
第24回 京都地域メーデーの成功を願います。
万国の労働者の団結と連帯万歳!
2014年5月1日
5/ メーデー宣言
第24回 京都地域メーデー 宣言
“大人たちの貪欲が招いた事故の犠牲となった子どもたちの遺影写真の中の笑顔がとても悲しい”
9年前のJR尼崎事故の時に、3年前の3.11福島原発事故の時に、こうしたメッセージがマスコミの主要な論調として報道されたでしょうか。
今、私たちが生きている日本で、”大人たちの貪欲”のためにあまりに多くのものが犠牲になっています。社会の安全、限りのある資源、労働、生活、国際関係、平和・・・
私たちは、次の世代に何を残すのか、何を残したいのか、労働運動として果たすべき責任を考え、実行しなければ、悔やみきれない大きな誤りに押し流されてしまうのではないでしょうか。
バブルが崩壊してからの20年あまり、社会は大きく変貌しました。不良債権を抱えて破たんに瀕した金融機関には50兆円もの公的資金(私たちの税金!)が注入され救済されました。他方で労働者には超氷河期が押しつけられました。大学卒業者に対する求人数は1991年の約84万人をピークに1997年には半分以下の約39万人まで減少し、リストラで中高年を中心に労働者の5%が職場を追われました。1995年に日経連が発表した「新時代の日本的経営」で提言された雇用の差別化、労働分野の規制緩和が急速に進行し、正社員の減少、非正規雇用の中で非正規雇用が約4割に達しています。
製造業を中心とした実業よりも、マネーゲームで利益を得るほうが簡単になり、2002年~69ヶ月におよぶ「いざなみ景気」でも労働者の賃金は下がり続けました。企業は増収や法人税減税で浮いた利益を労働者への還元せず、投資や株主への配当に回しています。景気が良くなれば、企業が儲かれば、労働者の生活も向上するというのは、30年以上前の「一億総中流時代」の昔話しにすぎません。
1996年金融ビッグバン以来、世界中の資本を集中した金融資本が、マネーゲームで世界中を荒らしまわり、2008年のリーマンショック以降、経済危機が続いています。世界中で資本が飽和状態になり、新たな利益を獲得できる余地はもはや残っていないというのです。歴史を振り返ると、こうした飽和状態を突破してきたのは、戦争です。利益を求める資本の活動が世界中で衝突し、権益や資源を確保するために国家間の戦争が起こっています。安倍政権の経済政策と戦争国家化への急展開はまさにその道を突き進んでいるとしか思えません。
中国や韓国との経済的な対立の中で、深まる日本の危機を民族間の対立へと押し上げ、領土問題を利用して国家間の緊張を煽り続けています。排外主義を煽り、経済成長が労働者に生活の向上をもたらすかのような幻想を振りまき、労働者人民を戦争へと動員しようというのが、官製春闘と言われる安倍政権の「賃上げ大合唱」の本質です。
私たちは、大資本の利益のために犠牲になることを拒否します。
私たちが生きたい世界、子どもたちに残したい世界はこんなものじゃない。
戦争や差別によって労働者どうしが殺しあったり傷つけあったりすることのない社会をめざして、労働者の団結と連帯を広げよう。万国の労働者団結せよ!
2014年5月1日 第24回 京都地域メーデー参加者一同
6/ スローガン
■第24回京都地域メーデー・スローガン
②労働法制改悪反対! 派遣法改悪反対! 戦略特区反対! 京都に特区はいらない!
③戦争立法反対! 集団的自衛権反対! 戦争国家化反対!
・日米安保反対! Xバンドレーダー建設反対! 京都に米軍基地はいらないぞ!
・秘密保護法撤廃!
④原発再稼動阻止! 大飯・高浜再稼勅阻止!
震災被災者の生活を再建しよう! こどもを守れ!被曝労働者を守れ!
政府・東電は責任を取れ!
⑤大企業にダマされるな! 生活破壊のTPP反対! 税金は金持ちから取れ!
⑦中小企業労働者の生活と権利を守れ! 有期雇用労働者の権利を守れ! 均等待遇を実現するぞ!
⑧職場のイジメをなくそう!パワハラ、セクハラを許すな!働きやすい職場を作ろう!
全ての職場に労働組合を作ろう!
⑩在日外国人への差別反対!
⑪安倍内閣を打倒するぞ!
・雇用破壊、生活破壊の安倍内閣打倒!
・戦争国家化をめざす安倍内閣打倒!
⑫ユニオンネットワーク・京都は闘うぞ! 第24京都地域メーデー実は闘うぞ! 世界の労働者と違帯して闘うぞ!
★コール
賃金⇒あげろ 仕事を⇒よこせ 首切り⇒やめろ
原発⇒なくせ 子供を⇒守れ
戦争⇒反対 9条⇒守れ
(京都)