2014/05/01/ フィリピン KMUからのメッセージ

2014/05/01/ フィリピン KMUからのメッセージ


フィリピンのKMU(「五月一日運動」全国労働センター)は、来る2014年国際労働者デーに熱い連帯の挨拶を送ります。

私たちはこの機会にみなさんにKMUへの長年にわたる連帯にお礼を申し上げます。希望と支援を下さりありがとうございます。私たちはフィリピンの労働者と民衆のために活動しぬくことを固く誓います。

私たちはみなさんの反帝国主義・民主的立場に敬意を表します。そして、私たちは皆さんが日本の労働者と民衆の民主的な闘争を続けておられることを誇りに思っています。
 
私たちは米軍基地に反対する皆さんのキャンペーンと団結します。
フィリピンの労働者は昨日、オバマ米大統領のフィリピンをはじめとするアジアへの歴訪の最終日に際して米国大使館前での抗議行動を敢行しました。
私たちは、昨日調印された、フィリピンにより大きな米軍の存在を可能にする新軍事協定(防衛協力強化協定と呼ばれる)に抗議します。
オバマがフィリピンに到着する直前に、比・米両政府は米軍がフィリピン国軍の軍事施設を自由に利用できる行政協定を結びました。
米国はフィリピンを再び占領することをもくろんでおり、カイライ政権であるベニグノ・“ノイノイ”・アキノⅢは米国によるフィリピンへの経済、軍事、その他あらゆる分野における支配を強化する政策を推進しています。

労働者の問題に関しては、私たちは労働者の賃金、雇用形態、労働組合の権利を侵害するアキノ政権を弾劾します。政府は労働者の日々の生活のための賃金の基準である最低賃金を廃止することを目論んでいます。最低賃金はフィリピンでビジネスを行う海外投資家を落胆させているというのが彼らの言い分です。最低賃金を守り値上げすることが求められているというのに、アキノはここ最近で最悪の大統領です。

小作農や農業労働者の問題に関しては、私たちはフィリピンの農園、特にアキノ家の所有する広大なルイシタ農園において農地改革の実行をアキノ政権が拒んでいることを弾劾します。ルイシタの農業労働者は、アキノ一族によって搾取され、土地なしの貧しい状態を強制されたままです。彼らはルイシタ農園での共同の権利を主張しただけで、軍隊の支配と残酷な弾圧にさらされています。
私たちは、このルイシタの農業労働者はじめ、全国すべての小作農のために土地と正義を要求して闘い続けます。

私たちは、私たちの闘争を繰り広げると共に、アメリカ帝国主義とそのカイライ政権の攻撃に対して闘い続けるみなさんはじめ全ての団体と団結して闘います。

私たちは皆さんの現在のキャンペーンが成功し、戦闘的な闘争が繰り広げられ、みなさんの運動が労働者階級に広がり強化されることを願っています。
みなさんのご活躍を祈ります。帝国主義に反対する世界の労働者民衆との団結が続くことを願っています。


日本の労働者民衆 万歳!(Mabuhay ang mga manggagawa at mamamayan ng Japan!)
米帝国主義と全ての反動政権を打倒しよう!
民族の解放と社会の解放の闘争を前進させよう!