基地のない平和な沖縄・日本を!6・16京都集会

基地のない平和な沖縄・日本を!6・16京都集会


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京丹後市経ケ岬に米軍X(エックス)バンドレーダー基地を作らせないことを要請する特別決議
 
 
 日米両攻府は、京都府京丹後市にある航空自衛隊経ケ岬分屯地に、弾道ミサイル防衛の「目」となるレーダー(Xバンドレーダー)を設置し、米軍関係者約160人を駐留させるという計両を進めています。
 
 Xバンドレーダーとは、「米国本土を守るため」(米国防長官)、長距離弾道ミサイルの監視、迎撃を目的にした設備で、強力な電磁波を数千キロ先まで照射することができると言われています。
 
 しかし、この電磁波の人体への影響や自然環境に及ぼす影響については、防衛省は問題ないと言うばかりで、きちんとした説明はなされていません。また、頻発する米兵の事故・事件について、日本政府は、公務外の米兵や米軍属らに対する日本の第一次裁判権の原則不行使を約束しており、重大な人権侵害事件において警察の捜査や検察の起訴は極めて恣意的でかつ不十分となっていることは数々の実例が示すとおりです。
 
 自衛隊経ケ岬分屯基地Xバンドレーダーを設置することは新たな米軍基地を作ることになり、認めることはできません。私たちは、本日の集会で、沖縄の人々のこれまでの闘いの経験を学びました。その経験を生かし、京都に米軍基地を作らせない運動を進めていかなければなりません。
 
 本日の集会において、基地のない平和な沖縄、日本をめざし、総理大臣、京都府知事、京丹後市長に対し、京丹後市経ケ岬に米軍基地を作らせないよう求める特別の決議を採択します。
 

2013年6月16日
基地のない平和な沖縄・日本を!6・16京都集会参加者一同
  

基地のない平和な沖縄・日本を!6・16京都集会アピール
 

 安倍政権は今、日本国憲法96条を変えて憲法改悪を進め、憲法違反の集団的自衛権の行使を容認しようとしています。また従軍慰安婦の強制性はなかったなど河野談話の変更を目論むなど、戦後、築かれてきた平和主義の方向を否定し、過去の侵略戦争を肯定して、新たに戦争をする国作りを推し進めようとしています。
 
 その動きと共に、沖縄に集中する米軍基地をめぐる状況はますます緊迫してきています。米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ宜野湾市の普天聞基地に、本年7月までに総計24機が配備されること、また嘉手納町の大半を占める米空軍嘉手納基地に同型機CV22オスプレイが配備される計画も明らかになっています。オスプレイは日本全土で低空飛行訓練を開始しています。安倍政権は、このようなアメリカ政府・米軍の動きに何ら抗議しないばかりか、沖縄県民の総意を踏みにじり「公有水面埋め立て許可申請」を行い、あくまでも普天間基地の名護市・辺野古への移設を進めようとしています。また、東村・高江ではオスプレイが使用するヘリパッド建設を、住民を排除して、強行しています。
 
 沖縄の人々は「もうがまんできない」と、昨年9月、10万人が参加して県民大会を開催し、今年1月27日(日)、28日(月)には、政党や立場の違いを超えて全沖縄の力を結集した総理直訴上京行動を行いました。
 
 沖縄には在日米軍基地の74%が集中し、米軍犯罪や事故・騒音被害などによって人々の命と生活が脅かされてきました。市街地の真ん中にある普天間基地は、世界で最も危険な米軍基地と言われています。上記直訴団は「建白書」を政府に提出し、オスプレイ配備の即時撤回、普天間基地の閉鎖・撤去と県内移設の断念を安倍首相に迫りました。
 
 ところが、今米軍基地が京都に作られようとしています。京丹後市航空自衛隊経ケ岬分屯基地に、米軍専用施設として弾道ミサイル防衛戦略の「目」となるレーダー(Xバンドレーダー)を設置し、米軍関係者約160人が駐留するという計画です。京丹後市ミサイル防衛抗争に巻き込まれ、米兵の犯罪の危険に晒されようとしています。私たちは、本日、沖縄のこれまでの闘いに連帯し、その経験を学び、京都に米軍基地を作らせない闘いを進めなければなりません。
 
 基地のない平和な沖縄、日本をめざし、日米両国攻府に対し、普天間基地の即時閉鎖・返還を求め、美しい辺野古の海と高江に米軍基地を建設させないよう声をあげましょう。オスプレイの配備を撤回させましょう。
 
2013年6月16日 
基地のない平和な沖縄・日本を!6・16京都集会参加者一同


2013/06/16 【京都】基地のない平和な沖縄・日本を! 6・16京都集会



(京都)