老朽原発 美浜3号機再稼働強行に抗議 / 全労協新聞 2021年8月号

老朽原発 美浜3号機再稼働強行に抗議 / 全労協新聞 2021年8月号

 


#全労協


老朽原発美浜3号機再稼働強行
350人が怒りの抗議


 政府自身か決めた「四〇年廃炉」の約束破り、日本で四〇年ごえ老朽原発再稼働の走りとなる関電若狭美浜原発三号機の再稼働(四四年超)が六月二十三日、午前十時に強行された。初夏快晴、美浜町役場南に「管埋」した集会を目指す福井県警の「警備」の中、美浜現地緊急全国集会が始まった。

 原発いらない福島の女たちの黒田さんは「何一つ解決してない今の福島を知ったなら、再稼働できるものではない。有り得ない」と強烈にアピールした。関電原子力事業本部までデモ行進。シュプレヒコールのあと、申し入れ。

 場所を移動し美浜原発三号原子炉が海の向こうに見えるシーパーク丹生。再度全体集会。主催の「老朽原発うごかすな!実行委員会」の木原壯林さんは、「国内唯一の老朽原発再稼働、今日の行動は歴
史的な闘いだ。日本の反原発運動が、資本や警察に負けないことを示すのが日本の運動の任務だ」とそこ意義を語った。

 きょうとユニオン服部恭子書記長(ユニオンネットワーク京都事務局)や釜ケ崎日雇労組・三浦副委員長など次々発言。

 特に今回は、関西・福井・北陸・四国・東京・福島など三五〇人の抗議行動となった。全国から集まり、全国の仲間の怒りが爆発した。「再稼働は許さん」と。

(ユニオンネットワーク京都 稲村守)