全労協/ 5・19関西電力包囲全国集会 / 新聞 2019年6月号

全労協5・19関西電力包囲全国集会 / 新聞 2019年6月号




さよなら原発

5・19関西電力包囲全国集会
老朽原発停止ヘ750人が行動


 「5・19老朽原発うごかすな!関電本店包囲全国集会」は四〇年越えの福井県若狭地方に林立する関西電力高浜原発一・二号機と同美浜原発三号機の運転延長・再稼働阻止のため、今春の3・24高浜現地全国集会に続いて開かれた。主催は、原発うこかすな!実行委員会@関西・福井。

 若狭の原発を考える会の木原壯林さんは「集会に一七〇を越える団体、九〇〇人を越える賛同をいただいた。老朽原発を何としても止めたい。これは勝てる闘いである。関電と安倍政権に断固たる声をあげて、原発全廃を勝ち取ろう」と、力強い主催者挨拶。

 労働組合から、全労協含めた大阪ユニオンネットワークを代表して、連帯ユニオン関生支部・武谷新吾書記次長が安倍政権による反弾圧闘争支援のお礼と「あと八人の釈放勝ち取るため断固闘う」決意を表明。釜ケ崎日雇労組・三浦俊一副委員長は外国人労働者を被曝労働に使用し、労資紛争を起こした労働者の不採用を雇用条件としていることを暴露。フォーラム平和・関西ブロックの仁尾和彦事務局長(滋賀県民平和センター議長)は「琵琶湖は避難できない。電気の代わりはあって、琵琶湖の代わりはない」と。全労連近畿ブロック・菅義人議長もニ〇一二年から話し合いもしない関電に怒りの声を表明。労戦再編後三〇年の関西ブロックで、四つの傾向の労組代表の初の勢ぞろいとなった。

 オール福井反原発連絡会林広員さんの閉会挨拶後、「みなさん、いま止まっているたくさんの原発は私たちが止めているのです。そのチカラは私たちにあり、私たちが権力を規制し動かしていくのです。どうかみなさん、自信と誇りとともにさらにさらに進めてまいりましょう。」と西村さんの司会締めくくりを受け、七五〇人が御堂筋デモに出発した。

(さいなら原発びわこネットワーク稲村守)