きょうとユニオン 毎月1日は最賃を引き上げよとデモ / 全労協新聞 2021年4月号

きょうとユニオン 毎月1日は最賃を引き上げよとデモ 全労協新聞 2021年4月号 

 


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全国一般全国協きょうとユニオン

毎月1日は最賃を引き上げよとデモ


 ユニオンネットワーク・京都では約二十年間、最低賃金闘争に取り組んでいます。中小零細企業の組織率一%の現状で、中小零細職場の賃金引上げを実現するために最低賃金闘争は労働組合の責任です。職場での春闘と地域での最低賃金引き上げを両輪として闘おう!

 昨年来のコロナ禍で、観光都市京都でも宿泊業をはじめ飲食、土産物店などが大きな影響を受けています。解雇や倒産(閉店)、長期の休業、時間短縮、シフト減少、などで労働者の生活が大きな打撃を受けました。

 貯蓄ゼロの低賃金労働者・非正規労働者技能実習生など外国人労働者も深刻な被害を受けています。順調に仕事があれば、なんとか生活できても、危機に直面すると生活破綻するという深刻な状況です。


 人間らしい生活のためには、今の最低賃金では低すぎます。"いくら引き上げるのか"ではなく、"いくらであるべきか"を根本から問いなおす必要があります。非正規労働者が約四割となった現在、最低賃金一人親家庭が安定して生活できる水準にするべきです。最低賃金の地方格差も大きな問題です。

 最低賃金引き上げを目に見える運動にしていくために三月から八月まで毎月一日にデモを行うことにしました。コロナ禍だからこそ利益最優先の新自由主義政策から、生命と生活が守もれ安心して働き暮らせる社会への転換をめざして最低賃金の改革を実現しよう。

(きょうとユニオン服部恭子)

 

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