9・6老朽原発うごかすな!大集会 / 全労協新聞 2020年10月号

9・6老朽原発うごかすな!大集会 / 全労協新聞 2020年10月号

 


 

9・6老朽原発うごかすな!大集会

老朽原発再稼働
許さず廃炉


 コロナ、酷暑、台風接近を乗り越え、九月六日、「老朽原発うこかすな!大集会lnおおさか」が大阪市うつぼ公園で開催された。

 近畿・福井・名古屋や全国の原発現地から駆け付けた市民・労働者一六〇〇人が参加し、三四万円を超える会場カンパも寄せられた。主催は二年前から結成された福井・近畿を中心とした同集会実行委員会。

 主催者を代表して原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演代表委員が、「四十年越えの高浜原発一・二号機と美浜原発三号機を何としても延命阻止し、福島の惨禍を繰り返さず、後から来る可愛い者たちのためにも、老朽炉の廃炉原発ゼロの社会をめざそう」と挨拶。

 続いて木原壮林さん(若狭の原発を考える会)から、「老朽原発廃炉を突破口に原発全廃を勝ち取ろう」と訴え。「原発は、老朽化すれば、危険度が急増します」それなのに、関電は美浜三号機を来年一月に、高浜一号機を同じく三月に再稼働強行しようと企んでいるとし、関電の相次ぐ不祥事を逆手に再稼働阻止、人の命と尊厳が大切にされる社会をめざそうと訴えた。

 そして、フォーラム平和・人権・環境全労連近畿プロック、おおさかユニオンネットワークという労働三団体が勢ぞろい挨拶、集会決議提案・採択の後、「老朽原発うごかすな!」のポテッカー掲示で集会を締めくくった。

 ある参加者は「新規の原発を造らせず、四十年超の老朽原発を当初のルール通り廃炉にすれば、十三年後に若狭の原発は全廃、二〇三三年にすべての日本の原発は無くなります。」と決意を固めあった。

(さいなら原発びわこネットワーク稲村守)