京都 メーデー / 全労協新聞 2020年6月号

京都 メーデー / 全労協新聞 2020年6月号

 


各地でメーデー開催


 

京都 メーデー

 

四月十六日、京都府は「特定警戒都道府県」とされた。五月一日のメーデーは、困難な状況の中で、創意と工夫をもって取り組まれた。

 

京都総評は、二条城前のメーデー集会とデモを中止し、替わって次のような取り組みを行った。①「第九一回全京都統一メーデーアピール」。コロナ問題に触れ「命と暮らし、雇用と生業を守りぬくために力を合わせる」こと、そして「日本初のメーデーから一世紀。どんな情勢下でも、闘う歴史と伝統を受け継ぎ」、ともに奮闘しよう、と訴えた。②京都新聞に「五月一日。今日はメーデー」との紙面半分の広告を出し、③各労組の要求を掲げた写真を編集した動画を公表、④そして宣伝カーによる宣伝などの取り組みを行った。

 

ユニオンネットワーク・京都は、「第三〇回きょうと地域メーデー」を、約六〇人で、三密を避けながら行った。円山野外音楽堂は使用中止になり、円山公園内のラジオ塔前に集まった。メーデー宣言で「命を守る」「雇用と生活を守る」「社会の連帯を作る」ことを訴え、また一昨年来の大弾圧と闘う関西生コン支部の仲間からの発言を受けるなどした後、京都市役所までのデモを行った。

(自立労連 藤原敏秀)

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