安倍政権の軍事大国化・改憲策動と闘う
●9・2東京全労協学習交流会
東京全労協は九月二日、三十人の参加者で学習交流会を開催した。安倍政権が「戦争のできる国」づくりを目指し、憲法九条への自衛隊の明記、改憲策動が行われる中、新たなる戦前といわれる今、日本が行った戦争加害について学習することを目的とした。
靖国神社では、改変された社号標、パンフレットからも消された「本宮」や「招魂社」が塀で囲まれ立ち入ることさえも拒んでいる。遊就館は、戦争の悲惨さではなく戦争を賛美する姿勢が貫かれている。アジアの人たちを苦しめたことさえも否定して、歴史的事実に目を背け侵略戦争を正当化し、新たな戦争に向けた思想を生み出す展示に恐怖を感じさえする。
「女たちの戦争と平和資料館(Wam)」(新宿)では、従軍慰安婦問題について説明を受けた。戦争を行うための慰安として、多くの女性が人権すらも否定されてきた事実。日本の戦争責任・加害責任を今もなお認めることのない安倍政権。安倍政権が進める戦争国家に、いかに闘いを挑むかを考えさせられた学習会であった。