全労協/ ユナイテッド分会 支援が大きな力に / 全労協新聞 2018年6月号

全労協ユナイテッド分会 支援が大きな力に / 全労協新聞 2018年6月号


全国一般東京労組全労ユナイテッド分会

支援が大きな力に


 私たちは約二年前にユナイテッド航空から、二八〇〇〇人いる乗務員で日本採用正社員の私たちだけが解雇になりました。その労働協約にはこう書いてありました。「アメリカ国籍でなくまたアメリカの労働組合員ではない者は合併後のユナイテッド航空では働けません」その言葉の通り、ユナイテッド航空は日本で採用され、日本の労働組合に加入している私たち日本人だけを排除したのです。

 ユナイテッド航空は史上最高利益を上げ、私たちを解雇した直後に全乗務員の昇給、アメリカでは既に三千人以上の新規採用、さらに三千人採用すると発表しています。その一方で合理的な理由なしに私たちを解雇しており、明らかに日本の労働法違反です。

 私たちは、解雇されてからユナイテッド航空を相手に裁判、労働委員会で闘っています。現在裁判は準備書面の最終段階で、会社側弁護土は反論に五ヵ月もかけて引き延しをした為、八月の証人調ぺまで日程が決められています。

 私たちは原職復帰を求めて闘っています。所属する組合や働く仲間、この闘いに賛同してくださる方々が抗議行動に駆けつけて一緒に闘ってくれて、信じられないくらい大きな力となって私たちのことを心身ともに励ましてくれています。自分の損得なしに、人間の温かい繋がりかあるということを、解雇されて初めて知りました。何としても今年は仕事に戻れるよう、他の争議を抱えている仲間と連帯して全力で闘います。