大阪教育合同労働組合 多様性の尊重を訴え 大阪市内をパレード / 全労協新聞 2018年5月号

大阪教育合同労働組合 多様性の尊重を訴え 大阪市内をパレード / 全労協新聞 2018年5月号


大阪教育合同労働組合

多様性の尊重を訴え
大阪市内をパレード



 ヘイトスピーチに対する抗議から生まれ、多様性の尊重を訴えるダイバシティパレードが、四月一日大阪市内で催されました。中之島公園で集会を行った後、難波まで三つのフロートとともにパレードをしました。

 三つのフロートは、①ヘイトスピーチに反対・NO HATEを掲げた「WE ARE HERE」、②労働者の尊厳と労働環境の改善を訴えた「労働梯団」、③女性のエンパワメントと性別を超えた連帯をテーマにした「EXCITED WOMEN」。教育合同からも十人程が参加した。

 「NO Union NO Rights」「憲法二八条(勤労者の団結権など)の条文」のゲートフラックや、組合の幟や団結旗などをもって、「労働梯団」でパレードしました。酒井書記長はフロートの上から、多様性を尊重する教育と労働組合の権利が大阪から失われてきていることへの危機感を訴えました。

 「労働梯団」のMCのひとりは、われらが大椿委員長。歯切れの良いシュプレヒコールとともに、路上の人びとによく通る声で語りかけました。「今日、日曜日も働いているみなさん、ちゃんと生活できる賃金ですか?残業代は支払われていますか?労働者には、憲法二八条で労働組合を結成して闘う権利が保障されているんですよ。一緒にパレードしましょう!」。

 難波駅近く、若い警察官がたくさん並ばされていたところでは、「警察官にも労働組合を!」と呼びかけたところ、微笑んでくれている(苦笑する?)警察官もいました。

 「沖縄のエイサーあり」「朝鮮の農楽」あり、「中国の龍舞」あり、それぞれの参加者がそれぞれの表現方法で自分の存在を主張しました。ファッショナブルで楽しくて元気の出る、素敵なパレードでした。

 「生きたいように生きてやる」というシュプレヒコール、これこそ大阪の文化です。これからも様々な市民や団体とこの運動をさらにひろげ、根づかせていきたいと思いました。

(大阪教育合同労組書記次長増田俊道)