ユニオンネット埼玉 / 全労協新聞 2017年11月号

ユニオンネット埼玉 / 全労協新聞 2017年11月号


ユニオンネット埼玉
難しい労災の闘い


SHさん50歳。2016年8月、大宮の工事現場で熱中症で倒れる。労災隠しで救急車手配せず、越谷の会社近くの病院にトラックで運び込み点滴1本で治癒したと、本人が胸が苦しく痛いと言っているにもかかわらず退院させた。翌日も胸が痛く、本人の自宅近くの病院で診てもらうと手におえないと転院させられ、K病院で心筋梗塞と判明し、即手術した。

労災申請も、請け負った会社の現場で起きた業務災害なのに、自社で起きたようにウソの申請を行った。しかも、一日で治癒していると最初の医師の診断書に書かれているので、「その後の心筋梗塞は、労災ではない」と主張するありさまで、その他の病院担当医との面接を求めている。

労災の闘いは、時間がかかる大変なものである。労災申請は、請け負った企業で新たに申請しなおしたが……