被ばく労災裁判支援を / 全労協新聞 2017年6月号

被ばく労災裁判支援を / 全労協新聞 2017年6月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



脱原発プロジェクト

被ばく労災裁判支援を




四月二十六日、東京であらかぶさんを支える会結成集会が開催されました。ユニオン北九州から当該のあらかぶ(仮名)さん夫妻を含め四人が参加しました。

フクシマ原発労働者相談センターの石丸小四郎さん、神奈川労災職業病センターの川本浩之さんの提案の後、あらかぶさんと本村委員長が登壇し進行役の質問に答えました。

あらかぶさんは、「震災津波映像を見て福島の役に立ちたいと収束作業に携わり、急性骨髄性白血病を発症した」「危険手当は二千円」「鉛ベストは人数分ない」「下請け労働者を捨て駒のように扱う東電を許さない、次の人の為にも闘う」と力強い決意を述べました。これに対して翌日行われた第二回口頭弁論で東電らは、「一〇〇mSv以下の被ばくでは白血病との因果関係は極めて小さい」と全面的に争う姿勢をとっています。

北九州でもユニオンを中心に支える会・北九州の結成を目指しています。これから将来にわたって続く被ばく労働を労働運動の重要な課題として取り組んでいきます。七月二十八日には東京地裁で第三回公判が開かれます。一〇三号大法廷を埋め尽くしましょう。