関西レインボーフェスタ2016 / 全労協新聞 2016年11月号

関西レインボーフェスタ2016 / 全労協新聞 2016年11月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より



●関西レインボーフェスタ2016

あなたの生きたい性で働けるよう
労働組合は支援をします



 真夏日のように暑かった十月八日、今年で十一回目の関西レインボーフェスタ2016が大阪・扇町公園で開催されました。大阪教育合同は、公式パンフレットに協賛広告を出し、この日のために準備した「違ったまま一緒に生きよう!教室の中を虹色に!」
と書かれた横断幕を持ってパレードに参加しました。

 これまで関西レインボーフェスタには、関心のある組合偏が個人的に参加していました。しかし、映画「パレードヘようこそ!」(ロンドンの同性愛者の活動家たちが、ストライキ中の炭鉱労働者の支援に立ち上がった実話)が上映され大変話題になったことをひとつのきっかけとし、昨年から組合として参加するようになりました。

 フェスタ当日、公園では多くの協賛団体のブースが開かれ、ステージではライブをはじめとする様々パフォーマンスが繰り広げられました。性同一性障害の当事者組合員がおり、職場でのカミンクアウトを支えている郵政産業労働者ユニオンもブースを出し、ステージで歌とダンスを披露しました。

 扇町公園から目抜き通りである梅田を通り一周するパレードでは、用意した横断幕か多くの人の目を引きました。パレード中、マイクを通じて「学校の中には、LGBTの子どもたちかいます。誰にも相談出来ないと思っているかも知れない。でも、学校の中にも相談出来る大人かいることを覚えていてください。学校の中にはLGBTの教職員もいます。もしあなたが、性別や性的指向を理由に嫌がらせを受けても、あなたが職場を立ち去る必要はありません。あなたがあなたの生きたい性で働けるよう、私たち労働組合は支援します」と訴えました。

(大阪教育合同労組
委員長 大椿裕子)