脱原発テント撤去糾弾 / 全労協新聞 2016年9月号

脱原発テント撤去糾弾 / 全労協新聞 2016年9月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm
より


伊方原発再稼働反対
脱原発テント撤去糾弾



 八月十一日、四国電力伊方原発三号機を再稼働させた。そして八月二十一日未明、二〇一一年3・11福島原発事故から経産省前で政府の原発政策に抗議して立ち続けた脱原発テントを暴力的に強制撤去した。

 参議院選挙に勝利した安倍政権の強権政治を露骨に示している。許されない蛮行であり、政府を糾弾する。

 伊方原発が事故を起こしたときには多くの住民は逃げ場さえない、袋のネズミのように放射能汚染の中に閉じ込められることになる。

 参議院選挙と同時に行われた鹿児島知事選では脱原発を掲げた三反園氏が当選し、川内原発の一時停止と避難計画の錬り直しに言及したぱかりである。高浜原発の運転を差し止めた大津地裁山本善彦裁判長が判示したように原発の安全は誰も保障できないのである。そして事故の際は地方の人と土地、環境を破壊するのである。決して許されない。