全国一般マイラン製薬労組 / 全労協新聞 2016年8月号

全国一般マイラン製薬労組 / 全労協新聞 2016年8月号


全国一般マイラン製薬労組
納得できる和解成立


 三月七日、アメリカ資本のマイラン製薬は、ファイザーとの出向契約が三月末で解除になる営業社員約一一〇人に対して、「皆さんには戻る場所を用意できない」と通告。一方的な会社側に対し、北は秋田から南は兵庫まで、営業社員の有志一四人が全国一般全国協に相談して、「全国一般全国協議会マイラン製薬労働組合」を結成。雇用継続・生活保障を要求して五月下旬まで団体交渉を重ねた。交渉資料の作成、情報交換、意思一致等は毎日インターネットで行い、多い日には五〇通が飛ぴ交うほどであった。団体交渉は全国から全員参加の体制をとり、新橋の全国一般本部で毎回二時間ほど事前会議を行い、発言の分担などを決めて用意周到で臨んだ。

 雇用継続は果たせなかったが、最後まで団結を貫きとおし、全員が納得できる内容の和解を実現することができた。三ケ月間であったが、やり切った感のある闘いがアメリカ資本を相手に繰り広げられた。ご心配、こ支援いただいた皆様方に御礼申し上げます。