東京総行動 / 全労協新聞 2016年7月号

東京総行動 / 全労協新聞 2016年7月号



全労協新聞
より



東京総行動

大阪の仲間を迎え
背景資本に挑む

青く晴れ渡る空の下、6・17東京総行動は一日行動として行われた。

安倍政権の暴走が止まらない。いや、止めなければならい闘いが今ここにある。一六三回・四五年目を迎える総行動は、時代の転換期をいかに闘うのかが問われている闘いでもある。

郵政本社前の集会を皮切りに、国交省厚労省最高裁、午後からは富士美術印刷、三井不動産ニチアス本社とkm国際自動車新日鉄住金本社、ノバレーゼの二コースに分かれ、夕方にトヨタ東京本社前で合流し都内一一か所の行動を闘った。

郵政本社前では、けんり総行動実行委員会大森代表が、これまでの闘争経過・闘いの中で勝ち取ってきた争議解決、闘いの中にこそ勝利があると、力強い挨拶で檄を飛ばした。

今回、前大阪橋下市長による入れ墨調査拒否者への不当処分撤回を求める最高裁への申し入れ、ノバレーゼ社へのセクハラ糾弾訴訟を闘う大阪の仲間が東京総行動に参加しともに闘った。

労働法制への改悪の危機感が高まる中、司法による現状追認ともいえる反動判決、強権的支配介入、人権を無視した労務管理が横行し、働く権利、働く者の権利、人間としての権利が脅かされている。

けんり総行動実行委員会は東京総行動に結集するすべての闘う仲間と、すべての争議解決・労働条件の改善、働く者の権利向上に向け、闘い抜くことを確認して行動を終えた。

(東京全労協 寺嶋豊事務局長)