福島に連帯して キャラバン行動 / 全労協新聞 2016年5月号

福島に連帯して キャラバン行動 / 全労協新聞 2016年5月号



全労協新聞
より


脱原発社会をめざして


福島に連帯して
キャラバン行動

3月12
活動初日、郡山市で行われた福島県民大集会。キャラバン隊が集って最初の活動はデモ行進。

3月13
避難者の方の案内福島第一原発近辺をバスで視察。避難指示区域の大熊町富岡町では放射性廃棄物黒い袋の山が広がる一方、去年九月に避難指示が全域解除された楢葉町ではきれいな建や遊具ができて復興ムード。富岡町には仮設焼却場があるので住民の方は不安なのではと感じました。いわき市の集会で、避難生活の体験談原発作業員のピンハネについて報告がありました。

3月14
大熊町富岡町双葉町の三役場(いわき支所)への要請書を提出しました。

3月15
東海村原発のある茨城県内一五市町村で要請行動。東海第二原発の稼働二十年延長への反対や実行的な避難計画の策定などを求めました。東海村に家族と住んでいるキャラバン隊のメンバーは、「事故は必ずあると思う。そうなった場合の避難が非常に不安」と切実に訴えました。

3月16
茨城県東海村役場での要請行動。佐野市郷土博物館で田中正造の精神を学ぶ。

3月17
渡良瀬遊水地にて足尾鉱毒事件を学ぶ。公害の度に政府の不誠実が住民を苦しめてきたのがわかりました。

3月18
群馬県入りし三駅で街宣、署名活動。少ない通行人の割に良い反応。朝鮮人の慰霊碑を訪問。

3月19
埼玉県入りし、熊谷駅、川越駅での街宣、署名活動。途中、丸木美術館で広島出身の丸木夫妻が原爆被害を生々しく描いた水墨画を鑑賞。原爆被害が報道規制されていた時期から国内外各地で積極的に展覧会を行いました。二度と悲劇を繰り返さぬよう各地で原発被害の現状を訴えて廻る、私たちキャラバン隊の行動に重なりました。

(内田明子宮城合同労組)