全国一般東京労組
「新防衛大綱」、「中期防衛力整備計画」に基づき、奄美、沖縄本島、宮古、八重山など南西地域への軍備増強を進める日本政府は、二十八日には与那国島で沿岸監視基地の開所式を強行し、二〇一六年度予算では石垣・宮古への警備部隊、地対空ミサイル基地部隊配置に向けた費用を計上・可決しました。このことに危機感を抱き、安保法制=戦争法の具体化の舞台=戦場とされることを拒否する民意を防衛省に直に訴え、全国の仲間に支援を訴える仲間たちの姿でした。
戦時中三万人の日本軍が常駐し、五〇〇〇人の住民、軍人が飢餓とマラリアで死亡した宮古島では市民の命の水源地が基地計画用地に、石垣島では基地が島のど真ん中に、その計画の詳細は市民に明らかにされぬまま、正に住民無視の計画。
市民の願いは今ある豊かな自然を生かし、軍隊のいない平和な観光の島として誇りある生活を送ることなのです。
(東京労組沖縄実行委員会)