全労協/ なんと!大阪府が行訴を全て取り下げ / 全労協新聞 2015年6月号

全労協/ なんと!大阪府が行訴を全て取り下げ / 全労協新聞 2015年6月号


全労協
http://www.zenrokyo.org/

全労協新聞
http://www.zenrokyo.org/simbun/sinbun.htm



●大阪教育合同労組

なんと!大阪府
行訴を全て取り下げ



最高裁大阪府の上告を棄却したことにより、府・府教委による二〇一〇・二〇一一年の講師雇用継続団交拒否が違法であることが確定しました。

この他、裁判で係争中の府・府教委による団交拒否事件は次の四件ありました。

①二〇一〇・二〇一一年定期交渉団交拒否事件
(府労委で組合勝利命令↓
府・府教委が大阪地裁に行訴するも敗訴↓
府・府教委は大阪高裁に控訴するも、またも敗訴↓
府・府教委は最高裁に上告)

②二〇一二・二〇一三講師雇用継続団交拒否事件
(府労委で組合勝利命令↓
府・府教委が大阪地裁に行訴)

③上記②のうち、二〇一二年講師雇用継続団交拒否事件について府労委が出した組合勝利命令にもとづき、組合が申し入れた団交を府教委がまたも拒否した事件
(府労委で組合勝利命令↓
府・府教委が大阪地裁に行訴)

④二〇一二年定期交渉団交拒否事件
(府労委で組合勝利命令↓
府・府教委が大阪地裁に行訴)

府・府教委は、先の最高裁決定を受けて、組合に何の説明もないまま、上記四件を全て取り下げました。その不当性は今後、追及していくこととして、ともかく、これらの事件は全て府労委命令が確定することになりました。その命令の内容は、①②④は組合への「謝罪文の手交」、③はそれに加えて団交応諾です。

この確定命令を履行しない場合は、府には罰則として禁錮もしくは罰金が科せられます。

組合は今後、府・府教委に対し、謝罪のあり方や、労使交渉のルール作りなどに責任をもって取り組むよう、強く要求していきます。

(岸本伸一書記次長)