全労協/ マーチインマーチ 移住労働者がデモ / 全労協新聞 2015年4月号 全労協

全労協マーチインマーチ 移住労働者がデモ / 全労協新聞 2015年4月号



●マーチインマーチ
移住労働者がデモ


今年のマーチインマーチは東京・新橋にある交通ビルで開催された。たくさんの移住労働者の仲間達が集まり、自分たちの現状や、この社会で移住労働者がどういう立場に置かれているのか、そして、その子どもたち、外国にルーツをもつ子どもたちがどのような差別を受けているかなど、心からの訴えがありました。その訴えの一つに、自分は職場で作業中にケガをした、その時は知らなかったが、労働組合を頼って労災保険を知った。年金のことも知った、安心して働く環境はあっても誰も教えてくれなかった。今そのことを知った、沢山の仲間や友人に伝えていきたい、と訴えた。

神奈川シティユニオンやAPFS労組からは素敵な音楽、歌などがあり、集会を大きく盛り上げてくれました。ノレの会や日音協の仲間も楽器を使い、素敵な歌と演奏を披露してくれました。JAL原告団からも連帯のあいさつがあり、国籍や肌の色、目の色、言葉の違いを超えた労働者の連帯がマーチインマーチを通じて作れたように感じました。集会の最後は恒例のサンバ隊で、日系ブラジルの仲間や、ブラジルにルーツを持つ仲間を中心に大きく盛り上がりました。

サンバの熱を帯びたままデモへと出発したので、少し肌寒い気温も何のその。大きな声でシュプレヒコールを上げて、銀座の街を元気にデモ行進しました。参加者は約一五〇人でしたが、人数以上の盛り上がりでマーチインマーチ2015を終えることが出来ました。移住労働者の権利獲得、向上のために今後もマーチインマーチの灯を絶やさぬように頑張っていきます。