2015/02/26/ 第50回 ひょうご法律セミナー (案内)

2015/02/26/ 第50回 ひょうご法律セミナー (案内)


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第50回 ひょうご法律セミナー

労働時間の規制緩和

<解説> 幸長裕美先生(弁護土・当センター運営委員)
 大阪労働者弁護団所属の弁護士で、兵庫でも、本四海峡バス闘争などの争議を引き受け
てもらっています。これまでに行った法律セミナーでも、労働関係法について分かりやす
い解説を行っていただきました。


 1月16日、厚生労働省は労働時間規制を緩和する方針を打ちだしました。中でも、「高度プロフェッショナル労働制」という新制度の導入が報道でも大きく取り上げられました。

 この制度は、これまで「ホワイトカラー・エグゼンプション」と呼ばれていたものですが、内容に大きな変化はなく、要は「労働時闘と賃金の関係を切り離し、成果によって報酬を支払う」というものです。

 対象となる労働者については「年収1075万円以上」等とする考え応が挙げられていますが、経営側からはすでに年収要件の引き下げ、対象業務の拡大を望む声が出ており、導入されれば次第に対象範囲が拡げられていくことが考えられます。

 また、労働時間をみなし時聞によって計算する「裁量労働制」の対象業務の拡大、1ヵ月以内の清算期間で労働時間を計算する「フレックスタイム制」の清算期間の延長等も打ち出されています。

 これらは、これまでの労働時間や働き方、賃金の考え方を大きく変える制度です。しかし、対象となる労働者や職種が限定されている段階では、その本質が見えにくいことも事実で、「自分とは関係がない」と捉えてしまいがちです。

 労働時開の規制緩和によって、「労働」や「賃金」の在り方がどう変えられようとしているのか、本当に「一部の労働者」の問題なのか、セミナーを通して考え合いたいと思います。


日時: 2015年2月26日 (木) 午後6時30分~
場所: 神戸市勤労会館404
参加費: 500円

ひょうご労働法律センター
 
神戸市中央区雲井通1-1-1-215 神戸地区労内 TEL 078-232-1838



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