全労協/ 大会に参加して / 全労協新聞 2014年10月号

全労協大会に参加して / 全労協新聞 2014年10月号





●大会に参加して
青年委員会が行動を

大阪全労協 友延秀雄

今年の五月と七月に全労協本部の呼びかけで青年運動懇談会が開催された。二度の議論を経て、今年の大会で「青年委員会の設置を提案する」ことが確認された。「青年委員会の提案は採決されるだろうか」と若干の不安を抱えながら、私は熱海へと向かった。第二六回定期全国大会で、青年委員会の設置は承認された。更に、全労協全体の財政事情が厳しい中で、委員会費が大幅に増額された予算も承認された。これは青年委員会への期待の高さの現れであり、私は身の引き締まる思いをした。

これまでは本部へ意見をぶつけていれば事足りたが、これからは違う。私たち自身が行動せねばならない。大会の日より、私たち青年委員会の歩みは始まった。


●大会に参加して
一歩踏み出す決意実感

全水道東京水道労組 湯村一美

私は久しぶりに定期全国大会に参加しました。この間、組織内部運営をメインに行っていたので、他組織との交流と意見交換は新鮮な気持ちになりました。

今情勢の中、私たち労働者が生きていくには様々な課題が立ちふさがっています。ひとりの闘いでは手におえない状況も、仲間と共に闘うことで、未来を切り開いていく事を再確認出来ました。今後は各組織内での大きな世代交代が控えていると考えています。そこを乗り切るためには、運動のノウハウや知識の継承を、組織として保管する場が必要になっています。その場が全労協であると信じています。今回提起された組織強化は、見方によっては「過保護」な形に見えるでしょうが、全労協の運動を今後の社会に活かすために、また新たな一歩を踏み出して行く決意が感じられた大会でした。


●大会に参加して
非正規社会を変えよう

長崎全労協 中島義雄

全労協の大会、長崎は二五回の皆勤賞だ。発言する機会があったので、「今年二月の西日本春闘討論集会(長崎開催)では、西の果て長崎まで、一一都府県、二二労組、一二四人の仲間に足を運んでいただいた。さまざまな事情を乗り越えて開会できたこの集会の成功は、長崎全労協の中の最高の出来事である。皆様のご協力に心より感謝申し上げたい」と謝辞を述べた。

それと、郵政ユニオンの組織統一後二年たったが、組織も運動も順調であり、三月のストでは長崎中郵も六人が参加し、うち非正規の仲間が三人ストに入った。おりからの労働契約法二十条裁判も合わせ、非正規で働く人が、自力で闘い、日本の非正規社会を変えようとしている実態を、報告させてもらった。