教育の国家支配に反対する2・11大阪集会 / 全労協新聞 2014年3月号 4面から



●教育の国家支配に反対する2・11大阪集会
子どもを戦場に送るな
許すな!日の丸・君が代強制


二月十一日、西区民センターで、「教育の国家支配に反対する2・11大阪集会」が開催された。

集会冒頭では、主催者あいさつと基調報告があり、メイン講演として千葉大学教授・三宅晶子さんから「思想・良心の自由と教育の現在/ドイツ・日本の思想弾圧と戦後『想起の文化』を検証しつつ」と題した講演がありました。講演では、安倍政権が特定秘密保護法強行採決される中、ナチス独裁国家に突き進んでしまったドイツでの歴史を検証しながら、現在の日本での危機と課題を確認することができました。独裁は、初めからやってくるのではない、だからこそ発端で抵抗するべきで、確信を持って現状を打破していこう、憲法を根拠にたたかいを進めていこうと呼びかけられました。

さらに、グループZAZA(大阪「君が代」被処分者)から、組合員も発言に立ち、不当な君が代処分撤回に向けて決意表明がありました。

また、現在の訴訟、人事委のたたかいについて、担当弁護士から内容の報告がなされました。後半は、歌で始まり、多数の連帯アピールが続きました。アピールは大阪にとどまらず、全国からそれぞれの現場でたたかうなかまからの発言が相次ぎました。

最後に、まとめと行動提起がなされたあと、熱気に包まれた会場では、参加者全体で集会決議を採択し、寒さをものともせずデモ行進に出発しました。

(井澤絵梨子 大阪教育合同労組書記長)




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