労働行政の強化へ 再度要請・交渉に全国一般東京協議会 / 全労協新聞 2014年2月号 4面から



●全国一般東京協議会

労働行政の強化へ
再度要請・交渉に


不況下の中で、時間外手当の未払いを始めとする労働基準法違反や、各種法令を無視した労働条件の不利益変更、解雇等が急増している。

また、これらの情勢の下で労働事件が多発し、大きな社会問題になっている。

この間、全国一般全国協議会の組(東京南部、東労組、東京東部労組)によって構成される全国一般東京協議会(約七〇〇〇人)は、急増する労働相談に対応し、経営側に労働基準法の遵守を求め、問題解決を計ってきた。

こうした中で、数年来継続して行っている東京労働局交渉を、春闘行動に先がけて一月二十一日に行った。

要請項目は、絞り込む中で①みなし時間外労働賃金(固定残業代)について②旅行添乗員の時間外手当について③福祉職場における宿直又は、当直制度の労働基準法違反行為について④均等待遇促進に向けた指導についての四項目である。

しかし、メインの「固定残業代」の問題で、監督監察官の「最高栽判決であっても、ただちに判例に沿って指導する事は無い」というとんでもない発言なども有り、交渉時間不足となってしまった。約一ヶ月後に再度要請・交渉とうことになった。今後も労働行政の更なる強化を求めて行く。



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